ついに成功!Para Acoustic D.I. 9Vアダプター改造!
以前L.R.Baggsの名器、Para Acoustic D.I.を改造したというブログを投稿しました。
Para Acoustic D.I. 改造→失敗とアコギ用エフェクターボード。
ちなみに当ブログで一番アクセス数が多い記事(笑)それだけ皆さん同じことを考えているんでしょうね。結局改造が上手くいかず、ファンタム電源を供給する機械を増設することで使用できるようにしました。
世の中は(良くも悪くも)オリンピックの話題で持ちきりですが、田舎暮らしの私としてはそもそも観戦に行く選択肢がないので、移動が推奨されないこの4連休は自宅にこもるしかなく、ずっと再チャレンジしたかった改造に着手しました。
まずはテスターで再度通電をチェック。
実はこの写真はちょっと測定する場所を間違えているんですが、いろいろチェックしてみると、どうやら断線やはんだ不良などはなさそう。となると、もしかしてパーツ不良?と思っていったんジャックを外してチェックしてみました。
するとなんと!まさかの接続する端子を間違えていました!!(おバカ過ぎる)
ということで改めて接続部位を確認した後、はんだし直し。
そして改めて9Vアダプターを接続し、シールドIN!
キターーーーーー!!!!!!!!ついに、ついに成功しました!いや、ミスがしょうもなさすぎるんですが…。
ともかく、これでファンタム電源の機械をボードから外すことができました。
このスペースにチューナーを設置し、パッチケーブルをいい感じに作成して、完成したアコギ用ボードがこちら。
メインの流れとしては、OM-1(プリアンプ)→YAMAHA MG10(ミキサー)→BOSS DD-20 weed customです。ミキサーからのSEND-RETURNでL.R.Baggs Para Acoustic D.I.(プリアンプ)→Strymon Ola(コーラス)でステレオ化→T.C Electronic ARENA(リバーブ)で、それをミキサーの9/10のステレオINに入力しています。チューナーはKORGの定番、PitchblackをOM-1のチューナーアウトに接続しています。ファンタム電源を外したことで設置可能になったものですね。
OM-1ってどこのメーカーかも不明な超マニアックなプリアンプで、私も何かのブログでしか見たことがない機種なんですが、一応それなりに高級品なのをヤフオクで中古で買いました。デュアルピックアップ対応のプリアンプですね。正面はこんな感じ。
この機種のいいところを挙げると、
・ステレオ入力ができるので、Yケーブルなどが必要ない
・各チャンネルに独立したEQがある
・各チャンネルが独立して出力できる(ただし、Pre-EQ OUTなのかPost-EQ OUTなのかは回路図や説明がないので不明、まだ検証できていない)
などですかね。まだ大きな音で試せていないのですが、ヘッドホンで聞いた限りは色付けのない素直な音な印象です。
「なんでアコギ用ボードにミキサー??」ってことなんですが、目的としては各ピックアップでエフェクトのかけ具合を分けたかったからですね。つまり、コンタクトピックアップに深くエフェクトをかけてボディヒットを深くしつつ、マグネットは芯を残して輪郭をつける、ということを目標にしています。エフェクト量はSEND-RETURN、9/10のボリュームである程度コントロールすることが可能です。
DD-20をあえてミキサーの後に置いているのは、ステレオ出力によるパンニングディレイなどを試したかったからです。音の減衰が少し気になるところですが、そこはweed customということで。
現在コロナ禍ということでスタジオにもなかなか行けず、大きい音で試せていないのでまだ使い込めていないということで、評価はまた今度。ご意見いただければ幸いです。
エレキギター用のボードもこの連休に完成したので、またブログに書きたいと思います。無駄にはんだ付けの動画も撮ったので、編集してYoutubeにでも上げますかね。
長々と書きましたが、本題として無事にプリアンプの改造が終了したということで、ここを訪れた方の少しでも参考になれば嬉しいです。
では、今回はこんなところで。